私たちの日々の豊かな食生活を根底から支えている第一次産業。次世代へのバトンを繋ぎながら、実直に持続可能な仕事を模索する2つのメーカーさんを訪ねました!
知床工房吉野
知床工房で、斜里では知る人ぞ知る食べ処「しれとこ里見」も運営する吉野さん(よくテレビでお見掛けします)にお会いしました。
地元で水揚げされる魚にこだわり、地域に根差した雇用を創出しています。
斜里岳から羅臼岳に続く山々は雪解け水をオホーツク海へ運び、流氷と共にやってくるミネラルやプランクトン、低い海水温度によって肉厚で脂のりの良い魚が育ちます。
そんな知床産の魚を自ら買い付け、一つ一つ丁寧に仕込んだ加工品はどれも絶品。天候や価格の高騰、ロシアとの関係性など振り回される要素も抱えながら、魚をより美味しくいただくのための手間ひまを惜しみません。
寒風は身が凍るように冷たく、荒波の多い知床。北海道でも特に厳しい自然からいただく贈り物です。
いちおし!
- 活ゆでたこ足刺身
- さめがれい煮付け
- 真ほっけ一夜干し
- さくらます味噌漬け
知床興農ファーム
古くからお付合いのある知床興農ファームさんは羅臼寄りに位置していて、ようやく2回目の訪問となりました。
前代表の本田さんから清水さんが引継ぎ、生産体制の立て直しを図ってきました。牛と豚の飼育を少しづつ増やし、国産飼料と租放牧でのびのびと育てています。
ウィンナー、ベーコン、ハムは試行錯誤の末、結着剤や発色剤などの合成添加物を使用しない製法を確立しました。
お話を伺ってみて、畜産はいのちをいただくための仕事ですが、同時に生き物への愛情がなければ難しい仕事だと改めて感じました。
どんな食べ物も私たちの口に入る前に必ず手を掛けている人がいます。大切にいただかなければと身の引き締まる思いがしました。
いちおし!ホロやお弁当で使っています!
- ウィンナー
- 粗びきミニウィンナー
- ロースハム切落し
- ベーコン切落し
- ミニハンバーグ