「三河みりん」は、愛知県の三河地方にある角谷文治郎商店が手がけるみりんです。
明治43年の創業から100年以上続く製法で造られた「伝統的製法」「原材料の米」にこだわった三河みりん。
普段の料理に取り入れることで、一品一品の味わいがより奥深くなるので、料理にこだわりたい人にはぜひ使っていただきたい調味料です。
この記事では、三河みりんを使用した料理のレシピについて、メインとなる料理だけでなくスイーツのレシピも一緒にご紹介します。
【料理】に活かす三河みりんレシピ
まずは、三河みりんを料理に取り入れることでより味わいが増すレシピを3つご紹介します。
ポークビーンズ
ポークビーンズは、三河みりんのまろやかな甘みと深いコクが引き立つ一品です。
豚肉と豆の旨味が絶妙に絡み合い、濃厚ながらもさっぱりとした後味が特徴です。お子様から大人まで楽しめる家庭料理です。
材料(4人前)
豚肩ロースブロック | 200g |
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玉ねぎ | 1/2個 |
にんにく | 1片 |
唐辛子 | 1/2本 |
オリーブオイル | 大さじ1と1/2 |
ミックスビーンズ | 120g |
(A)野菜ブイヨン | 200ml |
(A)ダイストマト | 300g |
(A)三州三河みりん | 大さじ1 |
(A)白ワイン | 大さじ1 |
(A)ローリエ | 1枚 |
(A)塩 | 小さじ3/4 |
作り方
- 豚肩ロースブロックは一口大に切ります。玉ねぎは1cm角に切り、にんにくはみじん切りにします。唐辛子は種を取り除いておきます。
- フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、豚肩ロースブロックを入れて炒めます。7割程度火が通ったら、一度取り出します。ボウルに(A)の材料を合わせておきます。
- (2)のフライパンににんにくと唐辛子を入れ、香りが立ってきたら玉ねぎを加えて炒めます。
- (3)にミックスビーンズ、(A)の材料、そして(②)の豚肩ロースブロックを加え、15分煮込みます。
- 器に盛り付け、パセリを散らして仕上げます。
ぶり大根
ぶり大根は、三河みりんの豊かな甘みがぶりの旨味を引き立て、大根に染み込むことで風味豊かな一品に仕上がります。また、ぶり独特の臭みを取り除いてくれます。伝統的な和食の魅力を堪能でき、家庭の食卓を彩る一皿です。
材料(2〜3人分)
ぶり(切り身) | 300g |
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大根 | 300g |
しょうが | 1片 |
水 | 500ml |
濃口醤油 | 大さじ2 |
三州三河みりん | 大さじ3 |
白ねぎ(千切り) | お好み |
作り方
- 鍋に湯を沸かし、ぶりをさっと茹でて引き上げ、水気を切ります。大根は2cm幅の半月切りにし、しょうがは薄切りにします。
- 別の鍋に水と大根を入れて火にかけ、15分煮ます。
- (2)の鍋にぶり、しょうが、濃口醤油、三州三河みりんを加え、落としぶたをしてさらに10分煮ます。
- 10分煮たら器に盛り付け、お好みで白ねぎを添えます。
チキンステーキ
チキンステーキは、三河みりんの甘みが鶏肉のジューシーさを引き立て、香ばしい焼き目とともに口の中で広がる豊かな風味が魅力です。簡単に作れるのに本格的な味わいを楽しめる一品です。
材料(2人分)
鶏もも肉 | 2枚(300g) |
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菜種油 | 大さじ1 |
塩 | 少々 |
こしょう | 少々 |
(A)玉ねぎ | 60g |
(A)りんご | 50g |
(A)にんにく | 1片 |
(A)濃口醤油 | 大さじ1 |
(A)三州三河みりん | 大さじ1 |
(A)水 | 大さじ1 |
ミニトマト(半分に切る) | 3個 |
クレソン | お好み |
作り方
- 鶏もも肉の筋の部分に数か所包丁で切り込みを入れ、塩とこしょうをふります。
- フライパンに菜種油を入れて火にかけ、鶏もも肉を両面こんがりと焼きます。
- 和風オニオンソースを作ります。玉ねぎとにんにくをすりおろし、りんごも皮をむいてすりおろします。(A)の材料を鍋に入れて火にかけ、ひと煮立ちさせます。
- 器に焼いた鶏もも肉をのせ、和風オニオンソースをかけます。ミニトマトとクレソンを添えて仕上げます。
【スイーツ】に活かす三河みりんレシピ
普通の料理だけでなく、三河みりんの自然な甘さはスイーツにも取り入れることができます。
みりんプリン
プリン作りに三河みりんを加えることで、みりんが持つ自然な甘みを活かした滑らかでコクのあるデザートに仕上がります。上品な甘さと風味が絶妙なバランスで、家庭で手軽に作れるのに贅沢な味わいを楽しめます。
材料(6人分)
三州三河みりん | 150ml |
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牛乳 | 200ml |
卵 | 2個 |
(A)三州三河みりん | 大さじ3 |
(A)醤油 | 小さじ1/3 |
(A)水 | 大さじ1 |
作り方
- 鍋にみりんを入れ、弱火で半量になるまで煮詰めます。そこに牛乳を加えて混ぜ合わせ、よく溶きほぐした卵を加えてざるなどでこします。小さめの耐熱カップ6個に流し入れます。
- (1)を蒸し器に入れ、弱火で7〜8分ほど蒸します。※火力が強すぎるとすすが入るのでご注意ください。
- (A)のみりんシロップを作ります。鍋にみりんを入れ、半量になるまで煮詰めたら、水と生しょうゆを加えて混ぜ、軽く温めます。
- (2)で蒸したプリンに、(3)のみりんシロップをかけていただきます。
みりん生キャラメル
三河みりんを材料に取り入れた生キャラメルは、みりんのまろやかな甘みが引き立つ、口どけ滑らかな一品です。優しい甘さとコクが口いっぱいに広がり、一度食べるとやみつきになる美味しさです。手作りで楽しむ贅沢なお菓子です。
材料(4人分)
三州三河みりん | 100ml |
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生クリーム | 100ml |
醤油 | 小さじ1 |
作り方
- 小さめのフライパンにみりん、生クリーム、醤油を入れ、かき混ぜながら弱火で煮詰めます。ポコポコと泡立つ程度の火加減が目安です。
- 粘度がつき、鍋底をゴムべらでなぞった際に跡が残る位の粘度になるまで、弱火で10分程煮詰めます。鍋で作る場合の目安は約15分です。
- バットにクッキングシートを敷き、(1)を流し入れます。1cm程の厚さになるように広げ、冷蔵庫で1時間程冷やし固めます。
- 固まったものを食べやすい大きさに切り、ワックスペーパーで包みます。
三河みりんの梅酒「三州梅酒」を活かしたレシピ
三河みりんを使って作られた「三州梅酒」は三河みりんの自然な甘さを持ったこだわりの梅酒で、ただ梅酒として飲むだけでなく料理の場面でも美味しく活用することができます。ここからは、三州梅酒を取り入れたレシピを紹介します。
梅酒のピクルス
「ピクルス」は、三州梅酒の爽やかな甘酸っぱさが野菜の風味を引き立てる一品です。梅酒の香りとほのかな甘みが加わり、普通のピクルスとは一味違った上品な味わいを楽しめます。
材料(2人分)
かぶ | 1個 |
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きゅうり | 1本 |
パプリカ(赤、黄) | 各1/2個 |
(A)三洲梅酒 | 1カップ |
(A)酢 | 1/2カップ |
(A)水 | 1/2カップ |
(A)塩 | 大さじ1 |
(A)粒こしょう | 5粒 |
(A)ローリエ | 2枚 |
(A)赤唐辛子 | 1本 |
作り方
- (A)の材料を鍋に入れて火にかけ、一煮立ちさせた後、冷ましておきます。
- かぶは皮をむき、きゅうりとパプリカ(種は取る)と共に一口大に切ります。
- 煮沸消毒をしたびんに(2)の野菜を入れ、(1)の液を注ぎ、2時間ほど置きます。
梅寒天
「梅寒天」は、三洲梅酒のさわやかな香りと甘みが寒天に染み込み、夏にぴったりの清涼感あふれるデザートです。さっぱりとした味わいと上品な風味が楽しめる一品です。
材料(4人分)
粉寒天 | 4g |
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水 | 450cc |
三州梅酒 | 250cc |
砂糖 | 適量 |
レモン汁 | 適量 |
梅の実 | 適量 |
作り方
- 鍋に分量の水と粉寒天を入れ、中火にかけます。沸騰したら弱火にし、砂糖を加え、寒天が溶けて透き通るまで木べらで混ぜながら煮溶かします。
- (1)の寒天液に「三州梅酒」を加え、再び煮立てます。
- あら熱を取ってからレモン汁を加え、梅の実を入れた容器に流し入れます。冷蔵庫で2時間冷やし固めて完成です。
らる畑では全国各地から厳選した野菜・調味料を取り扱っています
今回の記事では「三河みりん」が持つ自然な甘さが最大限に活かせるレシピをご紹介しました。
らる畑は、全国から取り寄せたオーガニック食品や有機野菜などを取り扱っている専門店です。
今回ご紹介した「三河みりん」だけでなく、幅広くオーガニックな食材・食品を取り扱っているので、自然本来の素材の味わいを楽しみたい方、食の健康に関心のある方はぜひ一度店内を覗きにいらしてください。
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