
ここ近年、健康志向の高まりもあり、居酒屋やレストラン、家飲みでも人気のノンアルコール飲料。
アルコールの摂取を控えたい方やドライバーなどには嬉しい代替飲料ですが「アルコールが入っていない=安心・健康的」とは限りません。裏の成分をよく見てみると、香料や甘味料、酸味料、着色料などの合成添加物が使用されている商品も多くあります。
この記事では、添加物の特徴や無添加タイプの選び方、常習性のリスク、ご自宅で簡単に作れるノンアルコール飲料、らる畑で取り扱うおすすめの無添加ノンアルコール商品について解説します。
ノンアルコールとは
「ノンアルコール飲料」とは、アルコール度数0.00〜0.5%未満の飲み物を指します。
アルコールの摂取を控えたい方や、健康志向の人々から支持され、ビール風味やワインテイスト、カクテル風など多彩な種類が登場しています。
ただし、「アルコールが入っていない=すべて健康的」とは限らない点に注意が必要です。
無添加ノンアルコールとの違い
一口に「ノンアルコール」といっても、その中身はさまざまです。
一般的な商品は、ビールの風味や色合いを再現するために、香料・酸味料・甘味料・着色料といった食品添加物が使用されていることが少なくありません。
一方で「無添加ノンアルコール」は、麦芽やホップなど自然の原料だけでつくられており、より安心して楽しめるのが特長です。
添加物が身体に与える影響
食品添加物はすべて「安全性が確認されたうえで使用」とされていますが、長期的な摂取や体質によっては不安が残る成分もあります。ここでは、代表的な添加物の特徴と注意点を見ていきましょう。
人工甘味料(アセスルファムK、アスパルテームなど)
人工甘味料の一部には、過去に発がん性の疑いが指摘された歴史があります。現在はEUなどで1日の摂取量に上限が定められており、健康への影響を心配する方は注意が必要です。
カラメル色素
カラメル色素には複数の種類があり、中には発がん性物質が含まれると懸念されるものもあります。ただし、原材料表示ではどのタイプか判別できないため、消費者にはわかりにくいのが現状です。
香料・酸味料・苦味料
これらは一括表示でまとめられることが多く、具体的にどの成分が使われているかはわかりません。体質によっては敏感に反応する場合もあるため、気になる方は無添加タイプを選ぶと安心です。
ノンアルコール飲料の常習性によるリスク
「アルコールゼロだから健康的」そんな理由でノンアルコール飲料を日常的に摂取していると、“飲みすぎ”や“習慣化”による思わぬ落とし穴があります。
ノンアルコール飲料の常習性がもたらすリスクもあるので、成分をよく知った上で依存しないように気を付けましょう。
- 脳が“飲酒”と錯覚する依存傾向
- 糖質・人工甘味料の過剰摂取
- 微量アルコールの蓄積
- 食習慣の変化による生活習慣病リスク
1.脳が“飲酒”と錯覚する依存傾向
ノンアルコール飲料でも「飲酒の雰囲気」や「味の記憶」が脳に快感として残り、飲酒習慣の再活性化につながる可能性があります。 特にアルコール依存症の既往がある人は、再発リスクに注意が必要です。
2.糖質・人工甘味料の過剰摂取
多くのノンアルコール飲料には糖質や人工甘味料が含まれており、腸内環境の悪化や血糖値の乱れを引き起こすことがあります。「ゼロカロリー」でも油断は禁物で食欲増進や代謝への影響が報告されています。
3.微量アルコールの蓄積
一部製品には0.5%未満のアルコールが含まれており、大量摂取で体内に蓄積される可能性があり、運転前などは成分表示の確認を心がけましょう。
4.食習慣の変化による生活習慣病リスク
ノンアルコール飲料と一緒に食べるものが「脂っこい」「塩分多め」になりがちで、肥満・高血圧・糖尿病といった生活習慣病のリスクが高まる恐れもあります。
健康的に楽しむためには、製品の成分表示を確認し、飲む量やタイミングを調整することが大切です。ノンアルとの“ちょうどいい距離感”を見つけることが、心身の健やかさにつながります。
無添加のノンアル飲料を選ぶときのチェックポイント
無添加タイプを選ぶ際は、ラベルの原材料表示を確認することが最も重要です。ポイントを整理してみましょう。
原材料表示の見方
基本的には、「麦芽・ホップ」や「大麦・米・ホップ」など、原料がシンプルな商品がおすすめです。
一方で、「香料」「酸味料」「甘味料」「カラメル色素」などが記載されている場合は、添加物が多いと考えられます。
避けたい添加物一覧
特に注意したい添加物は以下のとおりです。
- 人工甘味料(アセスルファムK、スクラロースなど)
- 着色料(カラメル色素など)
- 香料、酸味料、苦味料
- 酸化防止剤、保存料
これらが含まれていない商品を選ぶことで、より安心してノンアルコールを楽しむことができます。
お家で簡単ノンアルコール飲料
市販品を買わなくても、簡単に食事に合わせた、爽やかなドリンクを作ることができます。
アルコールや合成添加物の影響で代謝を請け負う肝臓が疲弊しないよう、休肝日を作って、身体を労わりましょう。
- 果実酢の炭酸割
- ヨーグルトソーダ
- アイスロシアンティー
- ジャスミンソーダ
1.果実酢の炭酸割
アップルビネガー、ザクロ酢、梅酢などを炭酸水で割るだけの、シンプルなヘルシードリンク。 お好みでアガベシロップやハチミツを加えると、まろやかな甘みがプラスされて飲みやすくなります。
2.ヨーグルトソーダ
ヨーグルト100gに、アガベシロップ(またはハチミツ)を加えて混ぜて、あとは炭酸水をそっと注ぐだけ。まろやかでシュワっと爽やかな一杯が完成。
3.アイスロシアンティー
アイスティーに好きなジャムをひとさじ入れて混ぜるだけで、ちょっと贅沢な味わいに。
4.ジャスミンソーダ
冷やしたジャスミン茶と炭酸水を1:1で割るだけ。濃いめのお茶を使うと、香りがグッと引き立ってさらに美味しくなります。
らる畑で取り扱うおすすめの「無添加のノンアルコール」
ここでは、らる畑で取り扱っている無添加のノンアルコール商品をご紹介します。どれも原料がシンプルで、安心して楽しめるラインナップです。
NINJA LAGER

日本初のハラル認証済みのビールテイスト・ノンアルコール飲料です。ドイツ産麦芽100%にこだわり、香料・保存料・着色料・酸味料などの添加物は一切不使用。シンプルな原料で安心して楽しめます。
原材料:麦芽、ロースト麦芽、ホップ、炭酸
小樽ビール ノンアルコールビール

ライトラガーの味に近づけるため、麦芽とホップのバランスにこだわり、長い時間をかけて仕上げました。ノンアルコールとは思えない程よいコクと苦味のバランスが特長です。ドイツのビール純粋令に基づき、水・麦芽・ホップのみを使用しています。
原材料:麦芽、ホップ、水
小樽ビール ノンアルコールビール(ブラック)

数少ない黒タイプのノンアルコールビールで、香ばしい深いコクとクリーミーな泡立ちが特長です。ホップの香りを抑えて麦のローストフレーバーを引き立て、適度な甘みを残してじっくり熟成。ビール通も満足できる本格派です。
原材料:麦芽、ホップ、水
まとめ
ノンアルコール飲料を選ぶ際は、原材料表示を確認し、できるだけ添加物の少ない無添加タイプを選ぶことが安心です。
自分のライフスタイルや好みに合わせて、無添加ノンアルコールを楽しんでみてくださいね。
らる畑は、地元北海道、全国各地のオーガニック食品や無添加加工品、有機野菜などを取り扱っている専門店です。
原料や製造工程、作っている方の思いが伝わる美味しさを大切にご紹介しています。
食の生産の背景に興味を持っていただけたら、次にお気に入りを見つけてみてください。より食べることの喜びや楽しさを感じていただけると思います。
季節ごとに旬の顔ぶれも変わりますので、ぜひお気軽にご来店ください。
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