LOVE味噌 十勝本別 渋谷醸造
豆どころ十勝本別で創業90年を迎える北海道では数少ない、専業の醸造所、糀作りから醤油、味噌の醸造を手掛ける「渋谷醸造」さんにお邪魔しました。
創業は富山から入植した久保さん。丸久の屋号が残っています。
その後渋谷さんが引継ぎ、太平洋戦争中は工場が全焼しながらも一から再建。再び訪れた平成の廃業の危機に現四代目の岡田さんが異業種から後継者に名乗り出たそうです。
今も昔もこだわり続けるのは日本一の品質の豆を強みに伝統的な本醸造と添加物を使用しないこと。渋谷醸造で使用する本別産とよまさりはタンパク質が多いので旨みたっぷり、皮が薄いので丸ごと使うことができます。
らる畑で扱う味噌とお安い味噌との価格の違いは主に材料と熟成期間です。安い物は速醸法という加温して早く作る方法が多いのですが、最近では材料をペースト状にして20日間位で作るものもあるそうです(そのため風味付けや保存のための合成添加物が必要になるのですね)。
渋谷味噌は一年以上熟成ですから、その差は約12倍!
発酵熟成による香りや成分がまるで違うはずです。本醸造のお味噌は身体が喜ぶ、とっても優れた発酵食品。
ぜひ毎日の習慣に本物のお味噌を取り入れてみてくださいね。