代表的な野菜の一つである「なす」は、焼いても煮ても、お肉などと合わせても、おいしく調理することができる魅力的な食材です。
ただ、なすを使った料理のレパートリーが限られていて、もう少しレシピにバリエーションを持たせたいと感じる人も多いのではないでしょうか?
この記事では、なすを使ったレシピを、メイン料理から副菜、お弁当のおかずまで、幅広く全9品をご紹介します。
ぜひ明日からの献立にお役立てください。
らる畑スタッフがおススメする、なすのおいしさを引き出す調理法!
油ととっても相性の良いなす。
火を通す時もあっという間に油を吸ってしまいますが、厚めにスライスしたなすを多めの油で両面を弱火でじっくり焼いていると、吸った油がなすの水分と一緒ににじみ出てきます。
この位になるとトロトロの食感に。
ご飯はもちろん、そうめんや蕎麦、うどんなどの麺類にもぴったりです!
なすがメインのレシピ
まずは、なすを使ったメイン料理のレシピを3つご紹介します。
麻婆茄子
なすの柔らかな食感とピリ辛の豆板醤が絶妙にマッチする中華風の人気料理です。とろりとしたなすが、豚ひき肉や香ばしいにんにく、生姜の風味と絡み合い、奥深いコクを楽しめます。甘辛い味わいがご飯との相性抜群で、家庭の食卓に彩りを添える一品です。茄子をたっぷり使った食欲をそそるメニューです。
材料(2人分)
なす | 2本 |
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豚ひき肉 | 100g |
長ネギ | 1/2本 |
生姜 | 1片 |
にんにく | 1片 |
(A)豆板醤 | 大さじ1 |
(A)甜麺醤 | 大さじ1 |
(A)醤油 | 大さじ1 |
(A)てんさい糖、もしくはきび砂糖 | 小さじ1 |
チキンコンソメ | 100ml |
片栗粉 | 小さじ1 |
ごま油 | 小さじ1 |
作り方
- なすは縦半分に切ってから斜め切りにし、水に10分ほど浸けてアクを抜きます。その後、水気をしっかりと拭き取ります。
- 長ネギ、生姜、にんにくはみじん切りにします。
- フライパンにサラダ油を熱し、茄子を入れて中火で炒めます。なすがしんなりとしたら、一旦取り出しておきます。
- 同じフライパンにごま油を加え、豚ひき肉を炒めます。色が変わったら、長ネギ、生姜、にんにくを加え、更に炒めます。
- (A)を加えて香りが立つまで炒めます。
- 鶏がらスープを加えて煮立たせ、茄子とかぼちゃをフライパンに戻し、全体に味を絡めます。
- 水で溶いた片栗粉を加えてとろみをつけ、1〜2分煮詰めます。
なすの蒲焼
なすをまるでうなぎの蒲焼のように仕上げる、ヘルシーで見た目にも楽しい一品です。たれは醤油、みりん、砂糖をベースにして、甘辛く濃厚な味わいが特徴。焼いたなすにしっかりと染み込み、ジューシーな食感を楽しめます。ご飯に乗せると、蒲焼丼風にアレンジも可能。ボリューム感がありながらも軽やかで、満足感のあるメニューです。
材料(2人分)
なす | 2本 |
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(A)醤油 | 大さじ2 |
(A)みりん | 大さじ2 |
(A)てんさい糖、もしくはきび砂糖 | 大さじ1 |
(A)酒 | 大さじ1 |
作り方
- なすはヘタを取ってピーラーで皮をむき、縦半分に切ります。さらに、断面に縦に切り目を数本入れ、手で断面を広げてなすを平らにします。
- フライパンに油を引いて中火で熱し、なすを皮面を下にして入れます。両面がこんがりと焼けるまで、3〜4分ずつ焼きます。
- なすが焼けたら、(A)を混ぜたタレをフライパンに加えます。
- タレをなすに絡めながら、中火で煮詰めます。タレがとろりとして、茄子にしっかりと絡まるのを止めます。
鶏肉となすの甘酢がらめ
鶏肉のジューシーさとなすの柔らかさが絶妙にマッチした、甘酸っぱい風味が魅力の一品です。特製の甘酢だれは、醤油、みりんなどの調味料をバランスよく配合し、さっぱりとしながらもコクのある味わいを楽しめます。なすの旨みを引き立て、食欲をそそる風味がご飯との相性も抜群。ヘルシーながら満足感があり、家族全員で楽しめる定番メニューです。
材料(2人分)
鶏もも肉 | 1枚 |
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なす | 2本 |
片栗粉 | 適量 |
(A)醤油 | 大さじ2 |
(A)みりん | 大さじ2 |
(A)酢 | 大さじ2 |
(A)てんさい糖(もしくはきび砂糖) | 大さじ1 |
(A)酒 | 大さじ1 |
作り方
- 鶏もも肉は一口大に切り、片栗粉をまぶしておきます。
- なすはヘタを取り、縦半分に切ってから一口大の斜め切りにします。
- フライパンに油を引いて熱し、中火で鶏肉を焼きます。鶏肉の表面がカリッと焼けたら取り出します。
- 同じフライパンに茄子を入れて炒め、しんなりしたら鶏肉をフライパンに戻します。
- タレの材料を全て混ぜ合わせ、フライパンに加えます。
- 全体にたれが絡むように、中火で炒めます。たれが煮詰まり、全体にとろみがついたら火を止めます。
なすの副菜レシピ
続いて、なすの素材の味わいを引き立てる副菜レシピを3つご紹介します。
なすのおひたし
なすの自然な甘みと、出汁の繊細な風味が活きるシンプルで上品な和食の一品です。じっくり煮たなすが出汁を吸い込み、口の中でとろけるような食感を楽しめます。冷やして食べるとさらに美味しく、暑い季節には特にぴったりです。軽やかな味わいで、箸休めとしても最適。家庭の食卓に季節感を添え、優しい風味が広がるおもてなし料理としてもおすすめです。
材料(2人分)
なす | 2本 |
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醤油 | 大さじ1 |
みりん | 大さじ1 |
だし汁 | 100ml |
かつお節 | 適量 |
生姜 | 少々 |
作り方
- なすはヘタを取り、縦半分に切ります。さらに、一口大の乱切りにします。
- 鍋に湯を沸かし、なすを加えて中火で茹でます。なすがしんなりしたら、ざるにあげて水気を切ります。
- 別の鍋にだし汁、しょうゆ、みりんを入れて中火で温めます。沸騰する前に火を止め、つけ汁を作ります。
- なすをボウルに入れ、作ったつけ汁を注ぎます。なすがしっかり浸かるようにし、冷蔵庫で10分ほど冷やして味をなじませます。
- なすを器に盛り付け、つけ汁を少量かけます。お好みでおろし生姜やかつお節をのせて完成です。
なすの翡翠煮
なすの鮮やかな緑色を活かし、上品な味わいを楽しめる和食の一品です。煮ることでなすが柔らかくなり、出汁をたっぷり吸い込んだジューシーな食感が魅力。見た目も美しく、涼しげな色合いが食卓に彩りを添えます。薄味の出汁で煮込むため、なす本来の風味を引き立て、季節を感じる一品としておもてなしにも最適。さっぱりとした味わいで、飽きのこない料理です。
材料(2人分)
なす | 2本 |
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だし汁 | 220ml |
てんさい糖、もしくはきび砂糖 | 小さじ2 |
酒 | 大さじ1 |
醤油 | 大さじ1 |
塩 | 少々 |
生姜 | 適量 |
作り方
- なすの皮をむき、縦半分に切り、3cmほどの大きさに切ります。水にさらしてアク抜きします。
- 鍋にだし汁、てんさい糖(もしくはきび砂糖)、酒、しょうゆ、塩を入れ、沸騰させて味を整えます。
- 別の鍋で湯を沸かし、塩を入れてなすを茹でます。しんなりしたら取り出し、だしに浸します。
- なすを冷蔵庫で冷やし、仕上げにお好みで生姜やかつお節を添えて完成です。
なすの焼き浸し
香ばしく焼いたなすを、醤油に浸して風味をしっかりと染み込ませた和食の一品です。焼くことでなすの甘みと香ばしさが引き立ち、しっとりとした食感が口いっぱいに広がります。冷やして食べるとさらに美味しく、暑い日にもぴったりのさっぱりとした料理です。シンプルながらも深い味わいで、家庭の副菜やおつまみとしても人気の高いメニューです。
材料(2人分)
なす | 4本 |
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醤油 | 適量 |
かつお節 | 適量 |
生姜 | 適量 |
作り方
- なすは皮付きのまま、コンロやグリルで全体が黒くなるまで中火で焼きます(約8〜10分)。
- なすが焼けたら、5〜10分ほど置いて粗熱を冷まします。
- なすの熱が冷めたら、焼けた皮をむきます。竹串を皮と果肉の間に差すと皮がむけやすくなります。
- 醤油をかけ、かつお節とすりおろし生姜を添えて完成です。
お弁当にも使えるなすのレシピ
次は、なすを使ってお弁当のバランスをより良くするレシピを3つご紹介します。
なすの唐揚げ
外はカリッと、中はジューシーで柔らかななすの食感が楽しめる、満足感たっぷりの一品です。なすをサクッと揚げることで、油と相性抜群のとろけるような食感が生まれ、口の中で広がる旨みが特徴です。シンプルな味付けでもなすの旨みが引き立ち、さまざまなソースや薬味ともよく合います。おかずやおつまみとして、食卓に彩りを加える、手軽でおいしいメニューです。
材料(2人分)
なす | 2本 |
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片栗粉 | 適量 |
醤油 | 大さじ1 |
酒 | 大さじ1 |
みりん | 大さじ1 |
おろし生姜 | 小さじ1 |
油 | 適量 |
作り方
- なすはヘタを取り、縦半分に切ってから一口大に斜め切りします。
- しょうゆ、酒、みりん、おろし生姜を混ぜた漬け汁に茄子を10分ほど浸します。
- なすの水気を軽く拭き取り、片栗粉をまぶします。
- フライパンに油を中温(170℃)に熱し、なすをこんがりと揚げます(約3〜4分)。
なす田楽
香ばしく焼いたなすに甘味噌をたっぷりと塗り、コク深い味わいを楽しむ和食の一品です。なすのとろけるような柔らかさと、甘味噌の濃厚な旨みが絶妙に絡み合い、口の中に広がる贅沢な風味が魅力です。焼き目の香ばしさも加わり、シンプルながらも奥深い味わいを堪能できます。おかずとしてはもちろん、酒の肴としてもぴったりで、季節を問わず楽しめる伝統的な料理です。
材料(2人分)
なす | 2本 |
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味噌 | 大さじ2 |
みりん | 大さじ1 |
てんさい糖、もしくはきび砂糖 | 大さじ1 |
酒 | 大さじ1 |
白ごま | 適量 |
作り方
- なすは縦半分に切り、皮に浅く切り込みを入れておきます。
- フライパンに油を熱し、なすの切り口を下にして中火で焼きます。両面がこんがり焼けたら取り出します。
- 鍋に味噌、みりん、てんさい糖(もしくはきび砂糖)、酒を入れ、中火で混ぜながらとろりとするまで煮詰めます。
- 焼いたなすに味噌だれをかけ、白ごまをトッピングして完成です。
なすの浅漬け
茄子の爽やかな風味とパリッとした食感が楽しめる、シンプルでさっぱりとした漬物です。浅漬けにすることで茄子の鮮やかな色合いが保たれ、見た目にも美しい一品となります。ほんのりとした塩気が茄子の自然な甘みを引き立て、食欲をそそる味わいです。ご飯のお供やお酒のおつまみとしてもぴったりで、暑い季節や箸休めとしても活躍する、軽やかで上品な和食の副菜です。
材料(2人分)
なす | 2本 |
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塩 | 小さじ1 |
生姜 | 適量 |
昆布 | 適量 |
水 | 100ml |
作り方
- なすはヘタを取り、縦半分に切ってから薄く輪切りにします。切ったなすは5分ほど水にさらし、アクを抜きます。
- なすの水気を切り、塩、しょうが、昆布を加え、全体を軽くもみ込みます。
- 水を加え、ラップをして冷蔵庫で30分ほど漬け込みます。
らる畑では全国各地から厳選した野菜・調味料を取り扱っています
今回の記事では、なすを使って手軽に調理できるレシピをご紹介しました。
らる畑は、全国から取り寄せたオーガニック食品や有機野菜などを取り扱っている専門店です。
幅広くオーガニックな食材・食品を取り扱っているので、自然本来の素材の味わいを楽しみたい方、食の健康に関心のある方はぜひ一度店内を覗きにいらしてください。
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