愛知県に由来を持つ「白醤油」は、あまり一般的な調味料ではないため、白醤油をどう料理に活かすのか、よくイメージができない人も多いのではないでしょうか?
白醤油は一般的な醤油よりも淡く、琥珀色をした醤油であり、熟成期間を短くしてうま味を抑えているのが特徴で、甘みが強く個性のある香りを持っています。
料理に取り入れる場合、食材の色合いを引き立てたり、食材の素材の味わいを活かすのに役立つ調味料です。
この記事では、そんな白醤油を使った6つのレシピをご紹介します。
卵焼き
卵焼きに白醤油を使うと、味わいがより繊細で上品になります。普通の醤油よりも色が薄く、卵そのままの自然な黄色が活きるきれいな見た目に仕上がります。
また、白醤油の控えめな塩味とほのかな甘みが、卵の自然な甘さを引き立てて、食感にやさしさが増します。和風の出汁を加えるとさらに風味が豊かになり、朝食やお弁当にもぴったりな一品です。
材料(2人分)
卵 | 3個 |
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白醤油 | 小さじ2 |
てんさい糖、もしくはきび砂糖 | 大さじ1と1/2 |
作り方
- 卵を割ってボウルに入れ、白醤油、てんさい糖(もしくはきび砂糖)を加えて混ぜ合わせます。
- 玉子焼き用のフライパンに油を少量入れ、中火で熱します。フライパンが温まったら、卵液の1/3ほどを流し入れ、薄く広げます。
- 卵が半分ほど固まってきたら、手前から奥に向かって巻いていきます。
- 巻いた卵をフライパンの端に寄せ、必要であれば再び油を少量加えます。次に、残りの卵液の半量を流し入れ、奥から手前に向かって同じように巻いていきます。
- 溶いた卵が無くなるまで巻くのを繰り返し、全体の形がきれいに整ったら、火を止めてフライパンからお皿に移し、包丁で一口大に切ります。
茶碗蒸し
白醤油を使った茶碗蒸しは、上品で澄んだ味わいが魅力です。
通常の醤油に比べて色が薄い白醤油を使うことで、卵液の鮮やかな色が際立ち、見た目も美しく仕上がります。
白醤油のまろやかな風味が素材の味を引き立て、シンプルながらも深い旨味が感じられる一品です。和風の出汁との相性も良く、軽やかな味わいが幅広い年代に好まれる茶碗蒸しです。
材料(2人分)
卵 | 1個 |
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鶏肉 | 10g |
しいたけ | 2枚 |
かまぼこ | 2枚 |
三つ葉 | お好み |
(A)白醤油 | 小さじ1 |
(A)だし汁 | 150g |
(A)塩 | 少々 |
作り方
- 鶏肉は一口大に切り、しいたけは薄切りに、かまぼこは食べやすい大きさに切ります。三つ葉は飾り用に準備しておきます。
- 卵を割り、ボウルに入れて溶きます。次に(A)を加えながら、ゆっくりと混ぜ合わせます。
- 茶碗蒸し用の器に、鶏肉、しいたけ、かまぼこを均等に入れます。
- 作った卵液を具材の入った器に静かに注ぎ入れます。注いだあと、茶碗蒸しの表面に浮かぶ泡を取り除いておくと、より滑らかな仕上がりになります。
- 蒸し器を中火で温め、茶碗蒸しを入れます。最初の2分間は中火で、その後は弱火にして約12〜15分間蒸します。竹串を刺して透明な液が出てくれば火が通っているとわかります。
- 蒸しあがったら、三つ葉をのせて飾り付けをすれば完成です
炊き込みご飯
白醤油を使った炊き込みご飯は、素材の色と味を引き立てる優しい仕上がりが特徴。具材の彩りが美しく映え、食欲をそそります。控えめな塩味とまろやかな風味が、出汁や具材の旨味をしっかりと活かしつつも、全体を優しくまとめあげます。和食の食卓にぴったりの、ほっとするような一品です。
材料(2人分)
米 | 1合 |
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しいたけ | 2個 |
にんじん | 1/4本 |
(A)白醤油 | 大さじ1 |
(A)みりん | 大さじ1 |
(A)酒 | 大さじ1/2 |
作り方
- 米を洗い、30分ほど浸水させた後、水気を切っておきます。
- しいたけは薄切りに、にんじんは細切りにします。
- 炊飯器に米を入れて(A)を加えます。1合の目盛りまで水を加えて軽く混ぜ、しいたけとにんじんを乗せて炊飯します。
- 炊き上がったら、炊飯器の中で全体を混ぜ合わせ、器に盛り付けます。
白醤油を漬けた焼き鮭
白醤油を使った焼き鮭は、鮭本来の風味を引き立てる繊細な味わいが魅力です。白醤油の色が薄いため、鮭の鮮やかなオレンジ色をそのまま楽しむことができ、見た目にも美しい仕上がりに。白醤油のまろやかな塩味が鮭の脂の旨味と絶妙にマッチし、香ばしく焼き上げた表面が食欲をそそります。焼き鮭に上品な和の風味をプラスした一品です。
材料(2人分)
生鮭の切り身 | 2切れ |
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(A)白醤油 | 大さじ2 |
(A)酒 | 大さじ1 |
(A)みりん | 大さじ1 |
(A)てんさい糖、もしくはきび砂糖 | 大さじ1 |
作り方
- ボウルに(A)を入れて混ぜ合わせ、鮭の切り身を入れて15〜20分ほど漬け込みます。
- 漬け込んだ鮭を取り出し、余分な漬けダレを軽く拭き取ります。フライパンに油を少量熱し、中火にかけます。
- フライパンが温まったら、鮭の皮目を下にして入れます。3〜4分ほど焼き、皮がカリッとしてきたら裏返します。さらに3〜4分焼いて、全体に火が通ったら火を止めます。
和風パスタ
白醤油を使った和風パスタは、軽やかで優しい味わいが特徴です。通常の醤油に比べて色が薄い白醤油を使うことで、素材の色が美しく引き立ち、見た目にも上品に仕上がります。白醤油のまろやかな塩味とほのかな甘みがパスタ全体に絡み、具材の風味を引き立てながら、和風の出汁やきのこなどとの相性も抜群です。シンプルながらも奥深い味わいで、洋風と和風が絶妙に調和した一品です。
材料(2人分)
パスタ | 160g |
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しめじ | 1/2パック |
まいたけ | 1/2パック |
ベーコン | 50g |
にんにく | 1片 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
(A)白醤油 | 大さじ2 |
(A)酒 | 大さじ1 |
(A)塩 | 少々 |
(A)黒こしょう | 少々 |
作り方
- しめじと舞茸は石づきを取り、小房に分けます。ベーコンは細切りに、にんにくはみじん切りにします。
- 大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を加えてパスタを茹でます。袋の表示時間より1分短めに茹でておきます。茹で上がったら、茹で汁を50mlほど取っておき、パスタは水気を切ります。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で熱し、香りが立ってきたらベーコンを加えて中火で炒めます。ベーコンが少し色づいたら、しめじと舞茸を加え、さらに炒めます。
- きのこがしんなりしたら、(A)を加えます。取り分けておいたパスタの茹で汁を加えて、全体をよく混ぜ合わせます。
- 茹でたパスタをフライパンに加え、ソースとしっかり絡めます。全体に味が馴染んだら、火を止めます。
白醤油をバニラアイスのトッピングに
白醤油をトッピングしたバニラアイスは、意外性のある組み合わせながらも、驚くほど相性が良いデザートです。
白醤油のまろやかな塩味がバニラアイスの甘さを引き立て、濃厚でクリーミーなアイスに新たな風味を加えます。通常の醤油よりも控えめな風味と薄い色味が、アイスの見た目を崩さず、上品な仕上がりに。和風の甘じょっぱさが、デザートに新鮮さと奥深さをもたらします。
材料(2人分)
バニラアイス | 2カップ |
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白醤油 | 小さじ2 |
作り方
- カップにバニラアイスを盛り付けます。
- バニラアイスの上に白醤油をかけます。
おすすめの白醤油「三河白たまり醤油」
らる畑で取り扱っている白醤油をご紹介します。
この「三河しろたまり」は、愛知県にある日東醸造さんが手がける白醤油です。
愛知県産小麦と伝統的な海塩を使用し、木桶で天然醸造された高級さを持ちます。通常の白醤油の2倍の小麦麹を使い、独特の深い旨味を実現。色が淡く、まろやかで繊細な風味が特徴で、素材の色合いや味を引き立てる調味料として最適です。
特に、保存料や化学調味料を使用せず、手間ひまをかけた伝統的な製法で作られているのが大きな特徴です。
らる畑では全国各地から厳選した野菜・調味料を取り扱っています
今回の記事では白醤油を使って手軽に調理できるレシピをご紹介しました。
らる畑は、全国から取り寄せたオーガニック食品や有機野菜などを取り扱っている専門店です。
幅広くオーガニックな食材・食品を取り扱っているので、自然本来の素材の味わいを楽しみたい方、食の健康に関心のある方はぜひ一度店内を覗きにいらしてください。
まずは手軽にオーガニック野菜を楽しみたい方には、らる畑で調理・販売しているオーガニックお弁当「らるごはん」がおすすめです。
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