新生姜は、調理法やレシピ次第で多彩な楽しみ方ができる旬の食材です。
佃煮やガリ、おかずとしての生姜焼きから、爽やかなジンジャーエールまで、新生姜は料理を一段と引き立てます。
この記事では、新生姜の風味を存分に楽しめる簡単レシピを6品ご紹介します。
毎日の食卓やおもてなしのシーンに、ぜひ新生姜のレシピを取り入れてみてください。
新生姜の特徴や栄養・生姜との違い
新生姜は、収穫されたばかりの若い生姜で、皮が薄くて柔らかいのが特徴です。通常の生姜と比べて辛味が控えめで、爽やかな香りが特徴です。
新生姜の旬は6月から8月頃までの初夏です。みずみずしくて新鮮な風味を楽しめるこの時期の新生姜は、特におすすめです。栄養面では、ジンゲロールという成分が豊富で、血行を促進し、疲労回復にも役立つと言われています。さらに、カリウムやビタミンも含まれているので、むくみ対策にも効果的。
通常の根生姜と比べると皮が薄く、繊維も少ないことから生でさっぱりと食べることができます。酢漬けなど加工されることが多いですが、今回ご紹介するように、料理にもおいしく活かすことができる食材です。
1、新生姜の佃煮
新生姜の佃煮は、爽やかな辛味と甘辛いタレが絶妙に絡み、ご飯が進む一品です。
新生姜ならではのシャキッとした食感が残り、食べ応えも抜群。おにぎりの具やお弁当のおかずとしても活躍し、冷蔵庫で保存すれば1週間ほど楽しめます。
シンプルな材料で簡単に作れるため、旬の新生姜を活かした家庭料理としておすすめです。
材料(2人分)
新生姜 | 100g |
---|---|
(A)醤油 | 大さじ2 |
(A)みりん | 大さじ2 |
(A)てんさい糖、もしくはきび砂糖 | 大さじ1.5 |
(A)酒 | 大さじ2 |
(A)水 | 50ml |
白ごま | 適量 |
作り方
- 新生姜を薄切りにします。辛味を軽減したい場合は、新生姜をさっと熱湯で茹でてザルに上げ、水気を切っておきます。
- 鍋に(A)を入れ、中火で加熱しながら砂糖をしっかりと溶かします。
- 新生姜を鍋に加え、弱火にして5〜10分ほど煮込みます。汁気が半分程度になるまで煮詰めてください。
- 火を止めたら白ごまを適量加えて全体に混ぜます。粗熱が取れたら保存容器に移して冷蔵庫で保管します。
- ご飯の上に乗せたり、おにぎりの具として活用できます。冷蔵保存で1週間程度美味しく楽しめます。
2、新生姜のガリ
新生姜のガリは、爽やかな辛味と甘酢のまろやかな風味が特徴で、口の中をさっぱりとさせてくれる一品です。
お寿司の付け合わせとしてはもちろん、箸休めや食欲がない時の一皿にもぴったりです。自家製なら添加物を使わず、好みに合わせて甘さや酸味を調整できるのも魅力。
漬け込むほど味がなじみ、冷蔵庫で2週間ほど保存できるのも嬉しいポイントです。
材料(2人分)
新生姜 | 100g |
---|---|
(A)酢 | 100ml |
(A)てんさい糖、もしくはきび砂糖 | 大さじ2 |
(A)塩 | 小さじ1/2 |
(A)水 | 100ml |
作り方
- 新生姜を薄切りにします。辛味を抑えたい場合は、薄切りにした新生姜を熱湯で30秒ほど茹で、ザルに上げて水気を切ります。
- 鍋に(A)を入れ、中火で加熱しながら砂糖と塩を溶かします。沸騰直前で火を止め、粗熱を取ります。
- 新生姜を保存容器に入れ、粗熱の取れた調味液を注ぎます。冷めたらフタをして冷蔵庫で一晩漬け込みます。
- 新生姜のガリは翌日から食べられますが、2〜3日置くと味がなじんでより美味しくなります。冷蔵庫で2週間程度保存可能です。
3、新生姜が活きる紅生姜
紅生姜は、新生姜を赤梅酢で漬け込み、鮮やかな紅色とさっぱりとした酸味が特徴です。
たこ焼きやお好み焼き、牛丼など、こってりとした料理にアクセントを加え、味を引き締めてくれます。自家製なら添加物を避けられ、好みの酸味に調整できるのも魅力です。
シンプルな材料で作れるので、旬の新生姜を活かして手軽に仕込めます。
材料(2人分)
新生姜 | 100g |
---|---|
赤梅酢 | 100ml |
塩 | 小さじ1/2 |
水 | 適量 |
作り方
- 新生姜を薄切りにします。辛味が気になる場合は、薄切りした新生姜を沸騰したお湯で30秒ほど茹で、ザルに上げて水気を切ります。
- 新生姜に塩を振って軽く揉み、10分ほど置いてから水でさっと洗い、水気を切ります。
- 保存容器に新生姜を入れ、赤梅酢を注ぎます。梅酢が全体に行き渡るようにし、蓋をして冷蔵庫で1日以上漬け込みます。
- 1日経つと鮮やかな紅色に染まった紅生姜が完成します。冷蔵保存で1ヶ月程度保存可能です。
4、豚の生姜焼き
豚の生姜焼きは、新生姜の爽やかな風味と甘辛いタレが豚肉に絡む、ご飯が進む定番おかずです。
新生姜を使うことで、ピリッとした辛味がアクセントになり、さっぱりとした後味に仕上がります。柔らかい豚肉とタレの絶妙なバランスが食欲をそそり、忙しい日の夕食にもぴったり。
シンプルな材料で短時間で作れるため、普段の献立に取り入れやすい一品です。
材料(2人分)
新生姜 | 30g |
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豚ロース肉(薄切り) | 200g |
玉ねぎ | 1/4個(薄切り) |
(A)醤油 | 大さじ2 |
(A)みりん | 大さじ2 |
(A)てんさい糖、もしくはきび砂糖 | 小さじ1 |
(A)酒 | 大さじ2 |
油 | 大さじ1 |
付け合わせの野菜(キャベツやトマトなど) | 適量 |
作り方
- 新生姜は半分をすりおろし、残りは細い千切りにします。玉ねぎも薄切りにしておきます。
- (A)とすりおろした新生姜を混ぜてタレを作ります。
- フライパンにサラダ油を熱し、中火で豚肉を両面焼きます。軽く焼き色がついたら一旦取り出します。
- 同じフライパンで玉ねぎと千切りにした新生姜を炒め、しんなりしたら豚肉を戻します。
- タレを加え、全体に絡めながら煮詰めていきます。タレが少しとろみを帯びてきたら火を止めます。
- 皿に盛り付け、付け合わせのキャベツやトマトを添えます。
5、牛肉のしぐれ煮
牛肉のしぐれ煮は、新生姜の香りと甘辛い味付けが絶妙に調和した、ご飯にぴったりの一品です。
薄切りの牛肉に新生姜の風味が染み込み、冷めても美味しいため、お弁当のおかずにも最適です。シンプルな材料で手軽に作れるうえ、煮詰めることで保存性も高まり、常備菜として重宝します。
温かいご飯にのせた牛丼風のアレンジもおすすめで、食卓を豊かに彩る一品です。
材料(2人分)
新生姜 | 30g |
---|---|
牛薄切り肉 | 150g |
(A)醤油 | 大さじ2 |
(A)みりん | 大さじ2 |
(A)てんさい糖、もしくはきび砂糖 | 大さじ1 |
(A)酒 | 大さじ2 |
(A)水 | 50ml |
油 | 小さじ1 |
かつお節 | ひとつかみ(お好みで) |
作り方
- 新生姜を細切りにし、牛肉は食べやすい大きさに切っておきます。
- フライパンに油を熱し、牛肉を中火でさっと炒めます。表面の色が変わったら一旦取り出します。
- 同じフライパンで新生姜を炒め、香りが立ってきたら牛肉を戻します。
- (A)を加え、全体に味を馴染ませながら中火で煮ます。
- 弱火にし、汁気が少なくなるまで煮詰めます。焦げ付かないように時々混ぜてください。
- 火を止め、好みでかつお節をひとつかみ加えます。全体にさっと混ぜて完成です。
6、新生姜の味が引き立つジンジャーエール
自家製ジンジャーエールは、新生姜のピリッとした辛味とレモンの爽やかな酸味が絶妙に調和した、さっぱりとしたドリンクです。
炭酸水のシュワシュワ感が加わり、暑い日やリフレッシュしたい時にぴったりの一杯に仕上がります。手作りなら甘さや風味を自分好みに調整でき、添加物も不使用で安心。
シンプルな材料で作れるため、旬の新生姜を活かしたおもてなしドリンクとしてもおすすめです。
材料(2人分)
新生姜(薄切り) | 50g |
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水 | 200ml |
てんさい糖、もしくはきび砂糖 | 大さじ4 |
レモン汁 | 大さじ2 |
炭酸水 | 350ml |
氷 | 適量 |
作り方
- 鍋に水、薄切りにした新生姜、砂糖を入れて中火で加熱します。沸騰したら弱火にして5〜10分煮詰めます。
- 火を止めて粗熱を取り、1のシロップをこします。新生姜は取り除き、シロップは冷蔵庫で冷やします。
- 冷やしたシロップにレモン汁を加え、全体をよく混ぜます。
- グラスに氷を入れ、シロップを大さじ2〜3杯注ぎます。その上から炭酸水を注ぎ、軽く混ぜます。
- シンプルで爽やかな自家製ジンジャーエールの完成です。お好みでシロップの量を調整し、お楽しみください。
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